FXは予想を当てないと利益が出ないと思っている人も多いかもしれません。
しかし実際のところ、予想をしなくても利益を出すことは可能という見方もできるのがFXです。
為替相場には、個人ではすぐに分かり得ない様々な要因で変動している場合も多く、ファンダメンタルズで分析してもすでに手遅れということも多いのが現実です。
そのため、基本的には相場の全体像をファンダメンタル分析で捉え、細かい値動きをテクニカル分析で見るのが王道です。
しかし結局のところ、予想はあくまで予想であり、コンスタントに利益を追求していくためには、値動きに対して謙虚についていく姿勢も必要になります。
つまりその値動きのアクションに作業的についていくこともFXには必要ということになります。
作業化を可能にするには売買ルールは必須
どんなにFXが上手な人でも100%の確率で予想が当たることはあり得ません。もしもそんな人がいれば、為替相場に流れるお金の全てがその人のものになってしまいます。
予想はあくまで「こうなって欲しい」などの願望の面が強く、また為替相場の中でのポジションの位置の確認にすぎません。実際に取引をする際、値動きから利益を上げていくためにはチャートの値動きについていくことが必要になります。
だからこそFXで収益を出すためには予想を当てることではなく、予想を元としてどれだけ判断の切り替えができるかが重要になってくるのです。(ここで言う「予想」とは為替が上がるか下がるかではなく、レンジ相場かトレンド相場か、など相場の状況を判断する予想となります。)
そして値動きの中でどうしたら流れに乗れ、どういった状況になったら利益確定、もしくは損切りをするのかの売買戦略を経験と知識からあらかじめ決めておく必要もあります。
様々なパターンの売買戦略を持っていればそれに合わせて取引を機械的に行うだけで良いのです。また、為替相場に願望などの「勝つために必要のない感情」を入れずに取引できるため冷静な取引が可能になります。
するとどうでしょう。たとえば勝率51%の売買ルールがあった場合、取引の回数を重ねれば重ねるほど資金が増えていくこととなります。
これらはFXの作業化による期待値の取り方ですが、安定的な利益を求める人にとって最適な投資方法になるのではないでしょうか。